季節物は新鮮なうちに(?)
ということで、数多ある罪(積み)をスルーして、「ガンダムブレイカーバトローグ」よりHGガンダムヘリオス[クリアカラー]です。
せっかく初回の抽選販売に運良く当選してわざわざお台場まで買いに行ったというのに、そこから2ヶ月熟成してましたが…
というか、どうせ抽選を申し込むならと思ってツイデにヘリオスにもチェック付けただけで、本命だったMGレッドフレームのほうもいまだ放置プレイかましてますけど
ところで、原作のガンダムブレイカーバトローグ、ごめんなさいまだ見てません。
が、ガンダムX+フリーダム+デスティニーっていう、80年代生まれには間違いなくブッ刺さるミキシングアレンジ。気にならないはずがありません。
加えて、元キットの発売時期からすれば異例とも言えるスピードでの限定バージョンですが、これをクリアカラーで出した企画者には拍手を送りたいくらいです。
ホワイト+ブルーがメインの爽やかなカラーリングはクリアパーツ映えが凄い。
キラキラした機体を飾っておくだけで存在感・満足感が非常に高いです。
デザインはXとデスティニーの意匠を組み合わせた本体にフリーダムの羽を逆さまに付けたもの。ユニークな発想でシルエットがガラッと変わっているのが面白いです。
で、いま気づきましたがダブルサテライトキャノンの格納状態間違ってますね…
アームが下の状態(キャノン先端が地面に届くような位置関係)が正しいです。
まぁ、羽のツンツンと合わせてこっちのほうがバランス良い気がするのでいいや()
ガンダムXの部分とデスティニーの外装部分が新規パーツで、デスティニーのフレームとフリーダムの羽根がHGCEからの流用。HGAW Xのパーツは使われていません。
バラエーナのためだけにフリーダムのCランナーがまるっと入っている豪快な仕様。
(つまり2個だけ使ってサーベルと脚部の白パーツが全部余りますw)
関節はKPSがメインで一部ポリパーツの併用ですが、KPSのほうは相手部品がクリア樹脂で硬いからか、ややヘタりやすい印象。ウチのは左の羽根がすでに緩くなってしまい、テープで軸を太らせてなんとか撮影しました。
可動については、HGCEの中でも秀作と名高いフリーダムとデスティニーをベースにしているだけあって、かなり優秀です。
背面が重量級のためか腹部のボールジョイントが少し外れやすい程度で、保持力もいまのところ全体的には優秀。ただ、先述の羽根の緩みの件があるので、経年では少し注意したほうが良いかもしれません。
ハンドパーツはデスティニーの流用のため、(本キットには付属しませんが)HGCEデスティニー付属のパルマ・フィオキーナのエフェクトパーツが使えるそうです。
「(ガンダムDXの)ツインサテライトキャノン」ではなく、「『ダブル』サテライトキャノン」。つまり、ガンダムXのサテライトキャノンを2門装備している、というのがまたポイント。バラエーナとの4門展開は迫力があります。
ビームサーベルも本家サテライトキャノンと同様にグリップがキャノン後端部に搭載されています。ビームエフェクトも大型のものが付属。
ビームシールドは前腕部カバーの発振器を外して取り付けますが、シールドのエフェクトも同じクリアグリーンで、エフェクトにも発振器の造形があるのでそのまま付けるだけ。外した発振器のほうを紛失しないように注意が必要です。
<塗装>(全てMr.カラー)
基本は成型色そのままでパチ組み。下記のみ塗装を実施。
足首アーマーブラック部:GXクリアブラック
サテライトキャノンマズルカバー内側:GXメタルレッド
フレーム等グレー:GXメタルブラック+ラフシルバー
フェイスと肩のクリアグリーンパーツは色透けが気になったので裏をシルバーで塗っています。
リアルタッチマーカーでスミ入れし、スーパークリアー光沢でコート。
グリーンのラインとツインアイ、黄色い三角はシールを使用。
パッケージはこんな感じ。ひとまずはガンダムベース店頭での販売ですが、同時に抽選となっていたMGレッドフレーム(ガンダムベース限定の青白+写真パケ)と違って、イベント販売向けの単色印刷バージョンですね。今後有人イベントがまた増えてくれば、どこかで販売もあるかもしれません。
クリアキットということで、歯ブラシで擦って傷を付けたくなかったので、今回は食器用の「泡スプレー」で最初にランナーごと洗浄してみました。
切削・研磨加工をするのでなければ、パチ組みであればこれで十分な感じ。
成型色はホワイトとブルー、イエロー、レッドと、もちろん元々クリアだったグリーン部分がクリア樹脂です。フレームはメタリックの入った濃いガンメタになっています。
最近のクリアキットというと、一番くじのソリッドクリアばかり見ていた気がするので、ここまで全身クリアなのはなんだか新鮮ですねw
ホワイトは最近のクリアカラーキットに多い濃い目の乳白色ではなく、比較的透明度の高いクリアーに細かいシボ加工のような表面処理がされているもの。触れるとサラサラとした手触りになっています。
ブルーも羽根とそれ以外で質感が違い、羽根はホワイト部と同じような処理がされている感じですが、腕や脚のクリアブルーはより透明感がある硬質な印象でした。
最後に羽根を正しい(?)向きで何枚か。こっちもしっくりきますね…?
久しぶりに出たばかり ('21/11/06発売) のキットを組みましたが、作りやすさと可動・プロポーション・色分けの両立、さじ加減が絶妙ですね。
一部に2015年のキット(フリーダム)が流用されているとはいえ、それでも最近作っていた旧HGストライクや一昨年のザクなんかに比べるとやはり進化というものをひしひし感じます。まぁ、当たり前といいますか、比べる相手が悪すぎるか…
最近の商品ということで通常版も定期的に再生産がされていて在庫も潤沢なようで、アナザーガンダム主人公機が好きな方は買ってみて損はない良キットだと思います。
もちろんガンダムベースに足を運べる方は是非クリア版をどうぞ!