また半年あきました…
何ヶ月かけて塗装してるんだっていう。いやぁ寒くて。
前回ジャスティスで書いた「塗装待ちの2個」のひとつがコレです。
ちなみにまた加工完了が増えてて3個控えてますので、
暖かくなってきましたし、今度こそサクサクといきたいですね。(フラグ
さて。HG R17のパーフェクトストライクです。まずは素トライク。
SEEDのリマスターももう10年前なんですね…
当時のSDオリジナルだった「スーパーストライク」をベースに、リマスタープロジェクトで正式に設定された全部のせバージョンですね。
RMはセリフは新録してないので、オーブ開放戦で突然言及もなく出てきて、(特に破損した描写も無かったように思いますが)その後は原作通りにメンデルではランチャー、最後の宇宙戦ではエールを使うという、本当に「ただのファンサービス」的な扱いをされていたのがある意味印象的でした。
あと、いまだによく分かってないのですが、「マルチプルアサルトストライカー」ってのが「この背負い物全部」を指すのか、「対艦刀・アグニ・バッテリーの懸架アームが付いたエールの基部のみ」のことで、あとは他のを付け替えて使うのか、が釈然としません。何か正確な資料ありましたっけ。
HGCEやEGも出ている現在ではかなり時代を感じるキットですが、ストライク本体もキットのものを小改修してそのまま使用。
スペエディやRMでの新規作画や重田氏の止め絵、それをベースにしたMGやHGCEももちろん格好いいですが、劇中序盤の作画や大河原氏の設定画の印象に近いTVシリーズキットも、リアルタイム世代としては「コレ」なわけで、作り込めば十分見栄えがします。
特に色分け。当時パチ組みして「まぁ、こんなもんか」と思った記憶があるのですが、アンテナの白、肩フレーム、胴体のフレームと腹回りの白にしっかり色がつくと見違えるなぁと。
パーフェクトストライクとしては装備しませんが、ライフルとシールドも一応作成。
キットにはエールのパーツも付属しているので、組み替えられるように作ればエールストライクは再現できますが、今回はパースト固定で仕上げました。
キットはエールストライクにソード、ランチャー、マルチプルアサルトストライカーのランナーを追加した仕様。
エールストライク部分のポリパーツは当時のままですが、新規部分の可動パーツはKPSです。
そういえば、HGCE準拠のパーストと、HG仕様のソード・ランチャーのバックパックはまだ商品化されていないんですね。
HGCE仕様でパーストを作るなら、このキットのストライカーをHGCEへ組み込めばいいのですが、ソード・ランチャーのバックパックはどこかの機会にちゃんと立体化してほしいものです。
コレクションシリーズも相当レアモノ化してますし、そもそもあのバックパックはこのキットの対艦刀とアグニには合わないでしょうし。
ストライカーを装備。1/144ながら中々のボリュームです。
背負いものが大きいことで定評のある(?)SEED系の中でもトップクラスに背面ヘビーな機体で、ロクに自立しません。
新規のマルチプルアサルトストライカーの基部に3mm穴が造形されていて、アクションベースが使えるようになっています。
背面を寄りで左右から。情報量が凄いです。
時間はかかりましたが組み上げたたときの満足感はひとしおでした。
MGではエールの上部スラスターユニットがまるごと後方へスライドする解釈になっていましたが、本キットではウィングだけが新規で後方に移動した造形となっています。
ウィング自体もHGCEやMGと同様、劇中のイメージ通りに大型化しています。
開発タイミング的に仕方ないとはいえ、流石に旧HGは短すぎましたからねw
ここからはポージングを何点か。まずはパッケージイメージで。
ストライカーの形状が形状なので仕方ないですが、やはり干渉が大幅に増えており、ベースが旧HGということを差し引いてもまぁ厳しいです。
特にソードの肩ユニットのアーマーだけでも動いてくれると良かったな…
パンツァーアイゼンはリード線が付属していて射出状態を再現できます。
ビームサーベルはベースキットと同じ手首一体型の白成形のものが付属。
ビーム刃は他キットのクリア成形のものに変更しました。
当時のHG全般がそうでしたが、なんで「主役機は白サーベル」「2号機にクリア刃」だったんでしょうねぇw より多く確実に買ってもらうためか…
シュベルトゲベールも一応両手持ちができます。
先端の実体刃部分はアクセントとしてシルバーにしてみました。
劇中で見せた「アグニを腰の後ろに横に格納した」状態も再現できます。
(あのシーン何気に好きです
可動は限られますが、ボリュームとデザインのおかげで満足感の高いキットです。
この商品もしばらく再生産が掛かってないようであちこちでプレ値がついていますが、もし適正価格で見かけたら是非一度手にとってみるのをおすすめします。
<塗装>(全てMr.カラー)
各色とも下記レシピにさらに少しGXウイノーブラックを加えた色を下地にして、微妙~にグラデーションを掛けていますが、本当に微妙です。
ホワイト:ホワイト+GXウイノーブラック(少量)
ブルー:GXスージーブルー+GXウイノーブラック(少量)
レッド:モンザレッド+GXキアライエロー(少量)
イエロー:GXキアライエロー+GXクールホワイト+モンザレッド(少量)
ライトブルー:GXスージーブルー+GXクールホワイト
グリーン:GXモウリーグリーン+GXクールホワイト+GXウイノーブラック
武器グレー:GXメタルブラック+GXクールホワイト
関節グレー:上記武器用のグレーにGXクールホワイトを増量
ストライカーブラック:ミッドナイトブルー
シュベルトゲベール実体刃:GXラフシルバー
ツインアイやクマドリ、スラスター内部など細部をアクリルで筆塗りして、タミヤエナメルのブラック・ジャーマングレイ・レッドブラウンの組み合わせでスミ入れ後、Mr.スーパークリアーつや消しでコート。
額とアグニのセンサーは、付属のホイルシールの余白(シルバーのところ)にガイアカラーの蛍光ブルーを塗ったものを切り出して最後に貼り付けました。
こうしてあらためて書くとやっぱり色数多いですねこの機体…w
<主な加工ポイント>
全体的に面を削り込んで平面出しとエッジを立てています。
頭部:フェイスの後ハメ化、アゴを0.5mmほど前に延長。アンテナはシャープ化。
バルカンのところの凸モールドは細切りのプラ板で繋がった形状に復元。
胴体:腹部の後ハメ化、下端で1mm延長。
肩部:丸凸モールドを削り落として塗りやすく、市販のマルイチに置き換え。
裏はパテ埋め。合わせ目が片側に寄っているので、反対側も彫り込み。
腕部:ヒジ裏の凹モールドに市販のマルイチを埋め込み。手首は関節を彫り込み。
腰部:アーマー裏を裏打ち。股間裏の穴埋め。フロントアーマーは定番の分割化。
脚部:太腿で0.7mmほど延長。フレームは上下に分割して後ハメ化。
ヒザは設定画通りに白いパーツ側にダクトがある形状に変更。
足首は左右0.5mm幅増し、マルイチ置き換え。
武器類:
シールドはMGを参考に先端を延長、ライフルはグレネード部分を切り離してグリップを後ハメ化。
ストライカー類も裏打ち、後ハメ化がメインです。
ソードの肩アーマーは合わせ目を消すために切り離して片方に寄せて接着。
エール(マルチプルアサルト)のサーベルラックも切り離してプラボール+ポリでの接続に変更。
何故か下側が抜けているアグニのグリップは繋がった形状に修正。
久しぶりに色々やりました。