毎度同じような書き出しで難なのですが、お久しぶりです。生きてます。
完成品を完成したときにアップするだけでは、僕のペースでは放置しまくりになってしまいますね…かといって、今はブログしかやっていないので、ダラダラと日常話や制作過程を載せると完成品の記事を探すのが大変になりそうな…
さて。今回はエントリーグレードのRX-78-2ガンダムです。
発売当時にいろいろと話題になったのは記憶に新しいですが、少し出遅れたらてんで出会えず、昨今の世の情勢もあってガンダムベースにもなかなか足を運べず。最近になってようやくライトパッケージverを近所の模型店で確保しました。
まぁ、ただ組むのでは面白くないのと、「何かモデラー的なことをやって完成させたい」ということで、見ての通り「色だけG-3風メタリック」です。
また下手に凝り始めて積みかけるのも難なので、今回のテーマは題して
「楽しんでとにかく完成させる!~週末6時間モデリング~」
です。
世のパパさんモデラーを勝手にイメージして、「平日の仕事帰りにキットを買ってきて、金曜の夜に子供を寝かしつけてから作り始めて、土日のちょっとした時間で完成までこぎつけられるか?」というチャレンジ。
詳細は後述するとして、まずはキットの所感。
発売時にSNSでも話題になっていましたが、いい感じに変態なキットです。
上下左右違いのあるパーツが手首(と腹部のL字ジョイント)しかないのと、徹底的に「挟み込み」を排除していて、頭部や胴体もすべて「積み上げ」で組めます。
上腕は両側にシールド穴がありますし、肘や膝の関節は上下が無いので部品の向きを気にせずサクサク作れる。
素組みなら10分かからないんじゃないでしょうか。
SEEDのコレクションシリーズや00のファーストグレードをリアルタイムで知っていると本当に感動します(もちろんこれらの延長線上にあるのでしょうが)。
エントリーグレードって、これまでの商品ラインナップでいうと「特撮ソフビを自分で作ってみよう」的なイメージだったのですが、いい意味でぶっちぎってますね。
500円で、ものの数分で、スタイルの良いフル稼働する1/144ガンダムが手に入る。
いやぁ、素直にスゴいキットです。
替えの手首とかサーベル刃とかの余計な付属品を気にせず、パチっと作ってデスクにぽんっと置いておくだけでサマになります。
こうなると、ちゃんと2号機も作って、今回と同じ手法でプロトタイプカラーとキャスガンも作って並べたくなるな…
オッサン的には「このフォーマットでザクやジムが出てくれればモリモリ量産できて面白いんだけどな…」なんて思いますが。
ライトパッケージverに関して言えば、このとおり最小の部品数の限界と言えるくらいグリグリ動きはするのですが、武装や平手などが一切無いので、動かしたりポーズつけたりのシチュエーションが非常に悩ましい、というのだけが唯一の難点かしら。
完成してあらためて思いましたが、やっぱりライフルとシールドは欲しいですね。
…あれ、これB社の策略にハマってるな…?
で、「6時間チャレンジ」の内容です。
まず大前提が「週末で」「楽しんで」「完成にこぎつける」。
後戻りはしません。トラブっても突き進みます。
1日目(金曜日)
パッケージを開封してざっと検品します。
ランナーをイロプラの結合部で切り離し。また、白とグレーのランナーは各部位ごとに全体の枠が分割されているので、そこでも分割します。
アンテナの安全基準だけ気になったので、ランナーに付いたままフラッグのみ削り取り。
ランナーごと中性洗剤と歯ブラシで洗って干して初日終了(寝る前・約1時間)
2日目(土曜日)
洗ったランナーが乾いていたら持ち手を付けます。(だいたい15:00くらい)
ランナーのまま色を塗るので、リタッチが容易なように瓶のまま調色せずに使います。
最近お気に入りのMr.メタリックカラーGX。ラフシルバー、アイスシルバー、メタルバイオレット、メタルブラックを使用。
メタルブラック以外はMr.カラーのブラックを下地に吹いています。
塗ります。隠蔽力最強の真っ黒とメタリックなのでサクサクいきます。
塗り終わったら、スミ入れの染み込み防止とメタルフレークの保護としてトップコートの光沢を吹いておきます。(本日約3時間)
3日目(日曜日)
塗装が乾いたら、ランナーからパーツを外します。全部外してしまいます。
タッチゲートなのでささくれたりしますが気にしません←
その後、一応ゲート跡をリタッチします。
股間のVマークとメインカメラ部分は、塗装を削り落として成型色に戻します。ツインアイのパーツは塗装せず黄色いまま使いますが、目の周囲を黒のマジックで塗っておきます。
リアルタッチマーカーでスミ入れをしながら組み上げて完成。(約2時間)
反省点としては、いくらなんでもバイオレットは赤寄りすぎた(G-3っていろんな解釈がありますが、さすがにここまで赤い設定・キットは無い)のと、べつに黒立ち上げにしなくても良かったか→そのぶん塗膜厚を日和ってしまいラフシルバーが完全に発色してない、という2点でしょうか。
特に後者は、筆塗りの難しいメタリックカラーということもあり、リタッチの際に手直しした部分がハッキリ分かる仕上がりになってしまいました。
ランナー形状によるエアブラシ塗装の回り込みの具合についても改善の余地ありです。
そんなこんなでタイムアタックみたいな作業でしたが、久しぶりに滅茶苦茶楽しかったです。「あっ色乗ってないな!まぁ適当だからな!!」みたいな。弄り倒して綺麗に塗った作品だったら発狂するような仕上がりですが、それもまたアジ。
今年もGWはヒキコモリになりそうなので、またいろいろ作れたら良いですね。
ときどきこういう息抜きもしつつ。